東遊(ドンズー)日本語学校の5つの設立目標
1.日本への留学生の派遣
日本語をベトナム国内で身につけた、優秀な学生を、日本へ留学生として派遣し、更に日本語の能力を向上させるだけでなく、日本文化を現地で吸収するために、ドンズー日本語学校では、留学生の派遣を行っています。現在までに、すでに60名を超える留学生を派遣しています。そして、その留学生達に、「ドンズーの精神」を発揮してもらえるように、今後も続けていく所存であります。
2.日本語教育
ドンズーでは、世界科学技術の中心について、ヨーロッパ・アメリカだけでなく、もう一つの極としての日本を視野に入れています。近隣のアジア諸国の発展の背景には、上記の3つの極からバランスのとれた、技術の吸収があったものと考えています。現在、ベトナムではヨーロッパ・アメリカからの技術の吸収に比べて、日本からのそれが立ち後れています。その原因の一つが、ベトナム国内における、日本語教育の遅れにあることは、明らかであると思います。その事を解消するために、日本語教育を、是非とも向上させていく必要があります。ドンズー日本語学校は、そのために多くのベトナム人に日本語を学ぶ機会を提供し続けています。
3.日本語を使っての日本文化の吸収
2番目の、日本からの文化・技術の吸収を進めるためには、外国語を媒介として読むだけでは、不十分です。日本の文化・技術を真に理解しようとするならば、どうしても日本語を通じてそれを行うしかありません。ドンズーの手による、翻訳・出版などを今後進めていきたいと考えています。
4.日系企業のスタッフへの日本語教育
現在、ベトナムの経済発展の速度は目を見張るものがあります。数多くの日系企業もベトナムへ進出しています。十分な日本語能力を身につけたベトナム人スタッフを確保してからの、進出が理想ですが、現実には、そううまく行く場合ばかりではなく、これから日本語の能力を向上させなければならないベトナム人スタッフが数多くいます。そう行った人たちへの、協力にドンズー日本語学校は、力を入れていきたいと考えています。
5.日本文化の紹介
総合的に、ベトナムにおける日本語教育の発展のためには、ベトナム国内において、日本そのものへの理解がよりいっそう深まることが、不可欠です。そのために、ドンズー日本語学校では、日本文化の紹介の機会をより広い視野で、今後多く提供していきたいと考えています。